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学力とプライオリティ

スタッフブログ

みなさんこんにちは!瀧和塾麻生校です。

 

プライオリティ

プライオリティとは、優先順位のことを意味します。

ビジネスシーンではよく使われる言葉だと思います。

このプライオリティと学力に、一定の関係があることは否めません。

勉強のプライオリティが高い生徒ほど、好成績である傾向は明らかです。

 

プライオリティの決定

ところで、プライオリティはどのようにして決定されるのでしょうか?

生活上のことであれば、「義務かどうか」や「期日」などがプライオリティを決めます。

ビジネスの場面であれば、期日はもちろん、企画の重要度なども決定の理由となるでしょう。

では、子どもたちの中で、プライオリティを決定づけるものは何なのでしょう。

私が見る限り、大きく分けて2つのパターン(タイプ)に分類されます。

 

1つ目は、目標や将来の夢を持っているパターンです。

例えば、「弁護士になりたい」という夢がある場合、当然のことながら大学進学を考えます。

また、一言に大学と言っても、司法試験への合格率の高低なども踏まえると、

どの程度の大学を目指すべきか自然と見えてきます。

このパターンは、順位やテストの点数に対して、

「〇〇点(〇〇位)以上は必要」という意識を持ちやすいです。

「義務」に近い感覚で勉強に取り組むので、継続的に勉強をしている傾向があります。

 

2つ目は、知的好奇心を持っているパターンです。

問題が解けたときの面白さや、考え抜いた末に正解した時の達成感、

そもそも「知る」ということに楽しさを感じるなど、様々な要因で高まっています。

1つ目のパターンとは違い、義務感のようなものに駆られて勉強をすることは少ないです。

そのため、一般的に言う勉強を継続的にしているようには見えませんが、

日常的に様々なことに対して頭をはたらかせるため、思考する能力が高い傾向にあります。

皆さんの学生時代を思い出してみてください。

クラスの中にいませんでしたか?勉強しているように見えないのに、テストで良い点をとる子が。

 

勉強のプライオリティが低いとき

ここまで、勉強に対するプライオリティが高いパターンについて触れましたが、

今現在で、高くない・・・むしろ低いという場合はどうすべきなのでしょうか?

即座に高まるということは、まず有り得ないと思いますが、

上述の2パターンから、高めていくためのヒントは得られるかもしれません。

 

例えば、1つ目のパターンに多い特徴は、

進路や仕事・職業に関する話を、保護者や親戚、近所の大人たちから聞いているということです。

しかも、内容はよく分からないものの、早い子では小学生になる前から耳にしています。

 

また、2つ目のパターンに多いのは、

本やパズル要素のある玩具に囲まれているということです。

このパターンでは、そもそも保護者の方がこうしたものに触れている傾向があります。

年齢によっては、子どもは大人の真似をしたがります。

それは、良いことだろうと良くないことだろうと関係ありません。

こうしたことが影響しているのではないでしょうか。

 

そして、この2つのパターンの共通点は、親に勉強しなさいとほとんど言われていないこと、

言い換えれば、「周りが言わなくても勉強をしている」ということです。

これは、決してその子たちが特別なわけではありません。

友達とだって遊びますし、ゲームだってしています。

ただ、保護者の方の役割が、勉強しなさいと言って勉強をさせることではなく、

自然と勉強に向かうよう、環境を整えてあげることになっているだけです。

 

まとめ

今回のブログに綴ったことをまとめると、

①勉強のプライオリティは、「夢や目標」「知的好奇心」などが要因となる

②それらの要因の有無は、子どもたちの周囲の環境によって形成される

となります。

そもそも一般的には、人は影響されやすい生き物です。

みんなが持っているものは、自分も欲しくなりますし、

みんなが嫌がっているものは、自分も嫌になります。

みんなが楽しそうにしていれば、自分もそれをしたくなりますし、

みんなが楽しくなさそうであれば、自分もしてみようとは思えません。

お子様の勉強に対するプライオリティでお困りの際は、

「なぜやらないのか」を考える前に、

「やるような環境が整っているのか」を考えてみてください。

 

最後に、私の場合は上述の2つ目のパターンに該当します。

家で見るテレビは、クイズ番組をやっているときは、ほとんどそれでした。

ニュースもよく流れていたと思います。

また、ナンプレ(数独)というパズルを、親がやっているのを見て始めました。

それが小学4・5年生くらいだったと思います。

今思えば、私はかなり家族の影響を受けていたのかもしれません。

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